去年に引き続き、ビッグレッドファーム&コスモヴューファーム牧場ツアー2018に参加してきました。ラフィアンとウインの1歳募集馬をひたすら見て回る2日間。写真のピックアップが全然終わってません。。。それでもひとまず出資馬2頭が決まったので、自分なりに良く見えた点などをお伝えしようかと。
飛び抜けた馬はいない印象。でも楽しみな逸材多し
見出しで2018年ツアーの感想を短くまとめてみました。ラフィアンの募集馬は毎年流し見なので、とりあえずウインだけの印象ですが。
2017年はスタッフに曳かれてきた瞬間からオーラを感じたウインセルリアン(オルフェーヴル×コスモチェーロ)が別格。まぁ未だデビューせずに牧場で放牧中(見学できなかった)で、実力未知数なのですが^^; とにかく見栄えだけは1頭ずば抜けて良かった。そんなツアーでした。
今年はそこまで飛び抜けた馬はいないように思えましたが、個々の馬に関していえば楽しみな馬が多いかなと。ツアーから2週が経過した7/6現在で5頭が満口。まだ残口がある馬の中でも、様子見して追加で申し込みたい馬もいますし、楽しみな逸材は多いと感じました。
あと、直接スタッフや関係者に聞いたわけではないので完全に憶測なのですが。去年までの傾向から意図的に配合を変えてきてるなという馬が多いように感じます。例年は細身に出る種牡馬を付けていた繁殖牝馬に今年は筋力がある種牡馬を付けてみたとか、欠点を補うような配合ではなくて長所が強くでるような配合をしていたりだとか。
この辺りは2017年、2018年と2年連続でツアーに参加できたことで、繁殖牝馬ごとの産駒の特徴とか、あるいは兄姉との比較もしながら募集馬をチェックできたのは良かったですね。これを毎年続けられるように来年もぜひ参加しなくては。。。と思いつつ、出資を決めた2頭について書き殴ります。
No.08 コスモクリスタルの17(牡・父スクリーンヒーロー)
1頭目はコスモクリスタルの17。父がスクリーンヒーロー。
コスモクリスタルの仔はこれまで細身に出ることが多い印象だったんですよね。それは配合相手にヴィクトワールピサ(ウインガーネット)、ステイゴールド(ウインシトリン、ウインルチル)を選んでいたというのもあるし、コスモクリスタル自身の兄マイネルパトリック(父マンハッタンカフェ×母クリスチャンネーム。出資するも未勝利引退)もそうだったので、元々そういう牝系なんだと思います。
上記した馬の良い写真がなく、調教中に亡くなりデビューできなかった仔の写真で申し訳ないですが、2012年産のコンデュイット×コスモクリスタルでも細身。
再び今年度の写真。あれ?ツアーだともっと肉付き良く見えたけど、写真だと細いな^^; まぁそれでもスクリーンヒーローの仔らしく、付くべきところに良い筋肉が付いていて、これまでのコスモクリスタルの仔とは違う傾向に出ると思います。もちろんそれが良い結果に繋がるかどうかは分からないのですが、個人的にプラスと捉えてみました。
スクリーンヒーロー産駒は、去年のツアーでも良く見せる仔が多くて、ウインリベルタ(母フリーヴァケイション)、ウインゼノビア(母ゴシップクイーン)あたりはかなり気になっていたので、今年出資できて何より。なんとなくですがコスモヴューファームとしても良い繁殖牝馬にスクリーンヒーローを積極的に付けているのかなぁという気がします。
No.14 シュフルールの17(牡・父ゴールドシップ)
もう1頭は、シュフルールの17。父はこの世代が初年度産駒になるゴールドシップ。今年の募集馬ツアーはゴールドシップ産駒の出来をチェックするというのが大きな目的でした。
これが1つ上の姉であるウインサンベリーナ(リーチザクラウン×シュフルール)の昨年時点での写真。姉と弟とで同じような角度、脚のポジションで撮れているのは偶然です^^; 姉も素軽い動きが出来てなかなか良いなと感じていたのですが、出資するまでは至らず。
弟の方は「今年のウイン募集馬でゴールドシップに一番似ているのはコレ」とスタッフ含めみんな口を揃えていたのが印象的。事前にDVDでチェックしていた段階でも「これが一番似てるなぁ。良いなぁ」と感じていて、でも現地で歩様を見ていてると、どこが良いのかが案外分からず、掴みどころがない馬だなぁとも。
で、展示後にホテルで写真を何度も何度も見返していて「これか、、、?!」となったのが上の写真。右後ろ脚がめっちゃ繋(つなぎ)寝てます。
比較として父ゴールドシップの現役時写真。クタクタとした感じでパドック周回するときの写真を見返してみると、シップ自身もかなり繋が寝ていたのですね。前脚の下ろし方なんかも確かに親仔で似ている感じ。
父のゴールドシップ自身が掴みどころのないような馬でしたし、それはステイゴールドとかオルフェーヴルの産駒成績を見ていても感じるところ。結果的に「ゴールドシップに似ていない方が走る」という逆パターンに終わる可能性もありますが、未知数な初年度産駒ということもあって、今年はあえてゴールドシップに一番近い雰囲気をもった産駒で勝負してみたいなと思った次第。芦毛だし。
牡馬2頭でぜひとも好成績を!
というわけで、今年はスクリーンヒーロー×コスモクリスタル、そしてゴールドシップ×シュフルールの2頭に決めました。ウインは去年は2頭とも牝馬に出資したのですが、今年はどちらも牡馬。性別はあまり気にせず出資しているのですが、ウインだと牝馬は比較的活躍してくれているのですが、牡馬が個人的に相性悪いのは気がかり^^; この世代でビシッと決めてもらいましょう。
ツアー参加前にリストを見て語ります
記事 ウイン2018年一次募集馬のツアー雑感(前編)
記事 ウイン2018年一次募集馬のツアー雑感(後編)
ツアーでの感想を前後編にわたってお届け
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