セレクトセール取引額上位=サンデーサイレンス産駒という法則が成り立たなくなった今年のセレクトセール。落札額が下がって、下手すれば1億越えの馬がほとんどいない状態になるかなと思っていた訳ですが、1日目中盤の段階で、その考えが甘すぎることに気づかされました^^;
2004セレクトセール 取引額上位馬
1位 4億9000万円
父ダンスインザダーク × 母エアグルーヴ
ザサンデーフサイチ
2位 2億8000万円
父Gone West × 母シアトルサンセット
フサイチレオン
3位 2億0000万円
父ダンスインザダーク × 母サトルチェンジ
パリスフレンズ
4位 1億7100万円
父ダンスインザダーク × 母スターバレリーナ
トーセンカリスマ
5位 1億0300万円
父アグネスタキオン × 母フェアディール
ミッキーダンディ
6位 1億0000万円
父ジャングルポケット × 母アドマイヤサンデー
フサイチホウオー
6位 1億0000万円
父クロフネ × 母リアリーハッピー
競走馬登録なし
セレクトセール歴代の取引金額上位は、サンデーサイレンス亡き今となっては5年、あるいは10年ぐらい順位に変動無いだろうなぁと考えていたのですが、あっさりと更新^^;
ちなみに1位の父ダンスインザダーク、母エアグルーヴを落札したのはフサイチでお馴染み関口氏。アドマイヤで知られる近藤氏との一騎打ちになったようですが、ここまでになるとは。5000万ずつせり上がっていくセリなんて、絶対に他では見られないと思います^^; 会場でも驚きを越えてみんな笑って見守るしかないという状況のようでした。
まぁ、正直やりすぎな感じですが^^; 2億3000万で落札されたアドマイヤグルーヴは賞金を積み重ねてほぼペイしたハズですし、重賞で稼いで種牡馬になれるとすればあり得ない話ではない、、、かも。
それでも、今回1番喜んでるのはダンスインザダークの権利を持っていたり、繋養してたりしているところでしょう。サンデーサイレンスの後継馬争いは混戦状態ですが、海外繋養の種牡馬をのぞけば上位3頭はダンスインザダーク産駒。種牡馬は自身の影響力だけじゃなくて、どれだけの良血馬を確保できるかが大事になりますから。
このセリを受けて、生産者がこぞって良血馬にダンスインザダークを種付けするようになれば、自然と種牡馬成績も浮上していくハズ。まぁ、なんだかんだで結局ダンスインザダークを繋養している上にセレクトセールでガンガン儲けた社台の1人勝ちってことなのかもしれないですけど……。
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