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今年の2歳戦がはじまって早くも3ヵ月ほど経過しました。そんな中で、現在11位(獲得賞金ベース)につけているのが、現2歳世代が初年度となるハービンジャー産駒。ここまで全34頭がデビューして勝ち上がったのは7頭。この数字については評価が分かれるかもしれませんが、個人的には思ったよりも早い時期から走る仔が出てきたなという印象。ここで、これまでにJRAで出走したハービンジャー産駒34頭を詳しく調べてみることにしました。なお、掲載したデータは2014年9月21日終了時点のものとなります。
サンデーサイレンスが入っていないと馬券に絡まず
まずは全34頭について、母系にサンデーサイレンスの血が含まれているかどうか。ハービンジャー自身はサンデーの血を含んでいないので、母系(母父、母父父、母母父など)にサンデーサイレンスが入っているかどうかがポイント。
母系にサンデーサイレンスを含む馬(全28頭)
1着経験あり:7頭
2着経験あり:5頭
3着経験あり:3頭
馬券対象経験なし:13頭
母系にサンデーサイレンスを含まない馬(全6頭)
1着経験あり:0頭
2着経験あり:0頭
3着経験あり:0頭
馬券対象経験なし:6頭
この時点でかなり傾向が読めてしまった気がするのですが^^; サンデーサイレンスの血統が入っていない馬は1頭も馬券に絡んでいない状況です。これら6頭の母父は、グラスワンダー、ジャングルポケット、タイキシャトル、Monsun、Rahy、Storm Catというラインナップ。母父Rahyのパワーウーマンが新馬戦4着、母父Storm Catのミスライトが新馬戦5着、母父グラスワンダーのシグナルアローが未勝利5着ということで、馬券圏内まであと少しというところまでは来ているのですが。
曾祖父サンデーよりも母父サンデーサイレンス!
さて、次に母系にサンデーサイレンスを含む28頭について詳しくチェックしていきましょう。母系のどこにサンデーサイレンスが含まれているか、つまり母父(祖父)の代か、母父父か母母父(曾祖父)の代かによって分類してみます。
母父サンデーサイレンスの馬(全14頭)
1着経験あり:6頭
2着経験あり:3頭
3着経験あり:0頭
馬券対象経験なし:5頭
母父父サンデーサイレンスの馬(全10頭)
1着経験あり:1頭
2着経験あり:0頭
3着経験あり:2頭
馬券対象経験なし:7頭
母母父サンデーサイレンスの馬(全4頭)
1着経験あり:0頭
2着経験あり:2頭
3着経験あり:1頭
馬券対象経験なし:1頭
ハービンジャー産駒の勝ち上がり馬7頭のうち、母父サンデーサイレンスが6頭を占めるという圧倒的な数字が出てしまいました。母父父サンデーサイレンスで唯一勝利しているのは、トーセンバジル(父ハービンジャー×母父フジキセキ)。新馬戦2着のあとに未勝利1着していて賞金ベースでいえばこの馬が最多獲得賞金なのですが、この馬以外の勝ち馬はすべて父ハービンジャー×母父サンデーサイレンスという組み合わせ。ハービンジャーというよりはサンデーサイレンスの後光がすごすぎるという印象も^^;
勝ち馬7頭のうち6頭はノーザンファーム産
ここまでは血統をこまかく見てきましたが、ちょっと視点をかえて、今度は生産者に注目してみます。再び出走経験のある全34頭について、生産者別に集計してみました。
ノーザンファーム生産馬(全12頭)
1着経験あり:6頭
2着経験あり:2頭
3着経験あり:2頭
馬券対象経験なし:2頭
社台ファーム生産馬(全5頭)
1着経験あり:1頭
2着経験あり:0頭
3着経験あり:0頭
馬券対象経験なし:4頭
上記2者以外の生産馬(全17頭)
1着経験あり:0頭
2着経験あり:3頭
3着経験あり:1頭
馬券対象経験なし:13頭
ノーザンファーム、社台ファーム以外は2頭以上を輩出している牧場がなかったため、すべて纏めて算出しました。ということで、一般的には社台グループの1つとして集計するであろう追分ファーム(2着経験ありレジメンタルを輩出)もその他に含まれています。
ここではノーザンファームが6頭勝ち上がりと圧倒的な数値。出走させた12頭のうち半分を勝ち上がらせるというのは並大抵のことではありません。一方で同じ社台グループながら社台ファームの生産馬はフローレスダンサー(母ダンスインザムード)が勝っているだけ。まだ5頭しか出走させていないということもあり、秋以降に巻き返してくる可能性はありますが、現段階でいえばノーザンファーム生産馬が好結果を出しているということになります。
結論:ハービンジャーは母父サンデーのノーザン産
ということで、記事タイトルがそのまま結論だったりするわけですが。ハービンジャー産駒を狙うならば、ノーザンファーム生産馬で母父にサンデーサイレンスがいる馬にしようという結論に。
これから秋になり、更なる大物の登場だったり坂のあるコースでの成績だったりで傾向が変わる可能性は当然あります。が、ノーザンファーム生産馬の好調ぶりや母父サンデーサイレンスの産駒成績が良いというのはそのまま現在の国内競馬の傾向でもあるわけで、ひとまずセオリー通りに狙っていけばいいのかなと。
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